立入管理区画の設定
ポイント
〇補助者を配置せずに空中散布を行うためには、「立入管理区画」を設定する必要があります。
〇立入管理区画を設定するにあたっては、「位置誤差」と「落下距離」を合算する必要があります。
〇立入管理区画では、飛行場所の状況に応じた「注意喚起」を求められることがあります。
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立入管理区画の設定の考え方
立入管理区画の幅 = ①位置誤差 + ②落下距離
位置誤差に由来する機体そのものの①「位置誤差」と、落下距離に由来する②「落下距離」を合算して、立入管理区画の幅を設定する。
★以下の数値は、最大離陸重量25kg未満のマルチローターについてのもの。
①位置誤差
自動操縦の場合
〇メーカーが位置誤差を保証する場合
メーカー保証値(数cm~(補強情報活用時))
〇メーカーが位置誤差を保証しない場合
10m
手動操縦の場合
操縦者が目視で確実に機体の位置を把握できれば、位置誤差を考慮する必要はない。
★目視で確実に機体の位置を把握できない場合は、補助者無しで空中散布を行うことはできない。
②落下距離
〇メーカーが落下距離を保証する場合
メーカーが算出し保証する落下距離に由来する「落下距離」。
〇メーカーが落下距離を保証しない場合
下表により設定。
制御不能に陥った際の機体の緊急回避機能別の落下距離
★飛行速度15㎞/時、風速3m/秒以下
飛行高度 | 手動制御 | プログラム制御 |
5m | 13m | 7m |
3m | 12m | 6m |
2m | 11m | 5m |
1.5m | 11m | 5m |
1.0m | 11m | 5m |
0.5m | 11m | 5m |
立入管理区画の設定例
(1)注意喚起の対応が不要な場合
①農地、山林、原野等が隣接する場合
(2)注意喚起の対応が必要な場合
②第三者の立ち入りが予想される農道に隣接する場合
③第三者の立ち入りが制限できない公道に隣接する場合
参考
国土交通省
〇航空局標準飛行マニュアル(空中散布)
★別添資料「立入管理区画の設定」
農林水産航空協会
弊所HP(飛行マニュアル)
〇飛行マニュアルの作成
〇航空局標準飛行マニュアル
〇航空局標準飛行マニュアル(空中散布)
弊所HP(空中散布)
〇農薬・肥料・種子・融雪剤等の空中散布
〇立入管理区画の設定
〇無人ヘリコプターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドライン
〇無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドライン
〇空中散布等を目的とした無人航空機の飛行に関する許可・承認の取扱いについて(両局長通知)
〇登録代行機関
〇ドローンで使用可能な農薬
〇【廃止】空中散布における無人航空機利用技術指導指針
◆初めての方は「5分でわかる!ドローン規制の全体像」よりご覧ください。
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