ひと目で分かる! ドローン規制の全体像

農薬・肥料・種子・融雪剤等の空中散布

ポイント

〇無人航空機を使用して空中から農薬、肥料、種子若しくは融雪材等を散布するためには、物件投下をはじめ航空法に定める許可・承認を受ける必要があります。
〇航空安全に関する遵守事項として、「航空局標準マニュアル(空中散布)」が用意されています。
〇農薬の安全使用に関する遵守事項として、「無人ヘリコプター無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドライン」が定められています。
〇「空中散布における無人航空機利用技術指導指針」は廃止されました。

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規制の概要

規制の場面

〇農用地等における無人航空機による空中からの農薬、肥料、種子若しくは融雪材等の散布

規制の内容

〇航空安全に関する事項は、航空法の規制に服する。
〇農薬の安全使用に関する事項は、無人ヘリコプター/無人マルチローターによる農薬の空中散布にかかる安全ガイドラインに服する。

根拠法

〇航空法第132条・第132条の2
〇農薬取締法第25条・第27条
〇空中散布を目的とした無人ヘリコプターの飛行に関する許可・承認の取扱いについて
〇無人ヘリコプター/無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドライン

所管官庁

〇国土交通省(航空局)
〇農林水産省(消費・安全局)

航空安全に関する規制

航空法に関する規制

〇無人航空機による空中からの農薬、肥料、種子若しくは融雪材などの散布(空中散布)は、「物件投下」の規制に服します。
〇農薬をはじめとした危険物の空中散布については、「危険物輸送」の規制に服します。
〇日の出前または日没後に空中散布を行う場合、「夜間飛行」の規制に服します。
〇目視の範囲を離れて空中散布を行う場合、「目視外飛行」の規制に服します。
〇空中散布にあたり人または物件と30mの距離を確保できない場合、「30m未満の距離」の規制に服します。
〇空中散布を農業展示会などで実演する場合、「イベント上空」の規制に服します。
〇人家密集地域(DID地区)の上空で空中散布を行う場合、「人口集中地区の上空」の規制に服します。

 

航空局標準飛行マニュアル(空中散布)

 農用地等における無人航空機による空中からの農薬、肥料、種子若しくは融雪剤などの散布(空中散布)を目的とした飛行マニュアルとして、「航空局標準飛行マニュアル(空中散布)」が定められています。
【参照】航空局標準飛行マニュアル(空中散布)

 

空中散布を目的とした無人ヘリコプターの飛行に関する許可・承認の取扱い

 空中散布を行う無人ヘリコプターの飛行の許可等において「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領」を適用するに当たり、「空中散布を目的とした無人ヘリコプターの飛行に関する許可・承認の取扱いについて」(両局長通知)が定められています。
★両局長通知は、無人ヘリコプター以外の回転翼無人航空機(無人マルチローター)には適用されません。
【参照】空中散布を目的とした無人ヘリコプターの飛行に関する許可・承認の取扱いについて
無人マルチローター(3つ以上の回転翼による回転翼無人航空機)と無人ヘリコプター(無人マルチローター以外の回転翼無人航空機)は区別されます。

農薬の安全使用に関する規制

農薬取締法

〇農薬を使用する者は、農薬取締法第25条第1項に基づき定められている農薬を使用する者が遵守すべき規準を定める省令に基づき、農作物や人畜、周辺環境等に危被害を及ぼさないようにする責務を有する(同法同条第3項)とともに、関係通知に沿った安全かつ適正な使用に努める必要があります。
〇農薬を使用する者は、農薬の安全かつ適正な使用に関する知識と理解を深めるように務めなければなりません(農薬取締法第27条)。

 

農薬の空中散布に係る安全ガイドライン

 回転翼無人航空機を用いて農薬の空中散布を行う者が、安全かつ適正な農薬使用を行うために参考とすることができる目安を示すために、「無人ヘリコプター無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドライン」が定められています。
【参照】無人ヘリコプターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドライン
【参照】無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドライン

空中散布における無人航空機利用技術指導指針【廃止】

技術指導指針の廃止

 「空中散布における無人航空機利用技術指導指針」(平成27年12月3日付け農林水産省消費・安全局長通知)は、令和元年7月30日付けで廃止されました
【参照】空中散布における無人航空機利用技術指導指針

 

航空安全に関する事項

 「空中散布における無人航空機利用技術指導指針」に定められていた事項のうち、無人ヘリコプターについての以下の航空安全に関する事項については、「空中散布等を目的とした無人航空機の飛行に関する許可・承認の取扱いについて」(両局長通知)に追加されました。
 ・ 登録認定等機関による代行申請
 ・ 登録認定等機関の登録要件
 ・ 散布計画及び散布実績の報告

 

代行申請を行う者

 両局長通知に基づく代行申請を行える者は、一般社団法人農林水産航空協会等から農林水産省消費・安全局長が登録する登録代行機関へ変更されます。
【参照】登録代行機関

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